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「巨人戦の視聴率は頭が痛い」
 朝、昼とコケて最後にノックアウトを食らうのが夜の巨人戦ナイター中継。視聴率凋落は本誌もこれまで報じてきたが、5月の月間視聴率が15.0%と昨年の同月(20.5%)から、5%以上も下がっている。6月は24日までで14.2%。もちろんここ10年間の最低記録である。
「放送するたびに最低記録を塗り替えていく」
 関係者からこんな自嘲さえ漏れるありさまだ。
 なんとか、対策を講じようと、日テレも「午後8時の男」というクイズを始めた。巨人戦中継の午後8時に、ピッチャーマウンド、もしくはバッターボックスにいるジャイアンツの選手の名前を当てるというもの。正解すると、賞品がもらえる。だが、同局内では笑えない話が出ている。
「この“8時”というのが、首をしめるというのです。なぜなら、ナイターを見ている途中にいわば“時報”が鳴るようなものだからです。このクイズと同時に、『あ、(他局で)ドラマがはじまる』などと視聴者がチャンネルを変えてしまう。それこそ逆効果です」(ナイター中継関係者)
 それもこれも、巨人の魅力が薄れているからにほかならない。これまで、日テレの最大の看板であった「長嶋ブランド」が通用しなくなってきているのだ。
 こうした事態を日テレはどう捉えているのか。同社広報局広報副部長・矢永啓助氏は、
「『レッツ!』や『ザ・ワイド』などのワイドショーは、コーナーが視聴者に受けて定着するまで時間がかかります。今はまだ試行錯誤の段階ですから……。一方の巨人戦の視聴率については頭の痛い問題です。ただスポーツ中継なので、こちらが作るのも限界がありますよ。ゲームそのものやペナントレースが盛り上がらないと厳しいでしょうね」
 と語る。その一方で、視聴率のことになると、
「会社としては8年連続の年間視聴率1位は大丈夫だとみています。前進あるのみです」
 と強気の姿勢を見せる。
 だが、芸能評論家の肥留間正明氏は、こう手厳しい。
「日本テレビは、巨人戦という人気コンテンツにあぐらをかいて来たツケが回っているんですよ。本気で構造改革が必要でしょう」
 はたして、「日テレブランド」の次なる手は、あるのだろうか。

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